国立感染症研究所

国内におけるジカウイルス感染症の診療体制と医師を対象としたQ&A

○ 国内におけるジカウイルス感染症の診療体制と医師を対象としたQ&A

最終更新:平成28年8月22日 

 

「ジカウイルス感染症診療Q&A」は、国内のジカウイルス感染症の診療に携わる医師を支援する目的で作成された。

 2016年7月25日時点でジカウイルス感染症協力医療機関として、ご協力いただける施設(109施設)は以下のURL(http://www.kansensho.or.jp/mosquito/zika_list.html)のとおり。

 今後、医療機関において「ジカウイルス感染症を疑う妊婦」が発生した場合に、妊婦に対して問診や診察などを行い、必要に応じて妊婦の経過観察を行っていただく医療機関として、ご協力いただける施設(12施設)は以下のとおり。

【産婦人科】
東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
富山大学附属病院産婦人科
浜松医科大学医学部附属病院産婦人科
神戸大学医学部附属病院産科婦人科
宮崎大学医学部附属病院産婦人科     
長崎大学病院産婦人科
三重大学病院産科婦人科
日本大学医学部附属板橋病院産婦人科
【小児科】
東京大学医学部附属病院小児科
長崎大学病院小児科 
藤田保健衛生大学小児科
神戸大学附属病院小児科

 

「ジカウイルス感染症診療Q&A」 PDF版のダウンロード

 

最終更新日 2016年8月22日(月曜)17:38

参照数: 208

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第8版

abroad b ico2016年8月10日更新
国立感染症研究所albopictus06

概要

  • albopictus062007 年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年6月9日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域へ の地理的拡大も見せている。日本でも10例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における研究のレビューにより、妊婦のジカウイルス感染が母子感染による小頭症等の先天異常の原因になると結論付けられた。また、疫学研究によりジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連も明らかにされた。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に追加されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第3版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
    性行為感染及び母子感染のリスクを考慮し、
    1. 流行地に滞在中は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えること
    2. 流行地から入国(帰国を含む)した男女は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低8週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為を行う場合にはコンドームを使用するか性行為を控えること

      が推奨される。

  • 米 国本土(フロリダ州マイアミ・デイド郡及びブロワード郡)で、初めて蚊媒介経路が疑われる症例が報告された。米国CDCは、マイアミ・デイド郡の一部の地区の住人と旅行者に対して予防措置に関する勧告を発表した。現在、米国CDCとフロリダ保健局による疫学調査が進められている。

最終更新日 2016年8月10日(水曜)16:54

参照数: 1410

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蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)と医師を対象としたQ&A

平成28年7月14日
国立感染症研究所

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第7版 2016年3月11日に蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第2版)の発刊後、ジカウイルス感染症に関する知見が多数集積されている。このため、本診療ガイドライン(第3版)は、ジカウイルス感染症に関する知見のアップデートと診断基準の改訂を主たる目的として作成された。

主な改訂ポイントは、以下のとおりである。

  1. ジカウイルス感染症に関する新たな知見として、ジカウイルス病の臨床像のほか、ジカウイルスと小頭症等の先天異常との因果関係等に関する情報が追加された。

  2. ジカウイルス病の診断基準、ジカウイルス感染症の検査対象となりうる妊婦の要件に、性行為歴が新たに追加された。

  3. ジカウイルス感染症の検査対象となる妊婦については、ジカウイルス感染症協力医療機関などの専門医療機関に紹介し、母子感染症を専門とし、適切なマネジメントが可能な医療機関における評価を経て、必要なジカウイルス検査を国立感染症研究所で実施することとした。

  4. デング熱診断のための検査キットとして、新たに「デングウイルス抗原及び抗体 同時測定定性〈デングウイルスIgM抗体・NS1抗原〉」(イムノクロマト法)が保険収載された。

蚊媒介感染症の診療ガイドライン(第3版)PDF版のダウンロード

 

 

○ 国内におけるジカウイルス感染症の診療体制と医師を対象としたQ&A

最終更新:平成28年8月22日 

 

「ジカウイルス感染症診療Q&A」は、国内のジカウイルス感染症の診療に携わる医師を支援する目的で作成された。

 2016年7月25日時点でジカウイルス感染症協力医療機関として、ご協力いただける施設(109施設)は以下のURL(http://www.kansensho.or.jp/mosquito/zika_list.html)のとおり。

 今後、医療機関において「ジカウイルス感染症を疑う妊婦」が発生した場合に、妊婦に対して問診や診察などを行い、必要に応じて妊婦の経過観察を行っていただく医療機関として、ご協力いただける施設(12施設)は以下のとおり。

【産婦人科】
東京大学医学部附属病院女性診療科・産科
富山大学附属病院産婦人科
浜松医科大学医学部附属病院産婦人科
神戸大学医学部附属病院産科婦人科
宮崎大学医学部附属病院産婦人科     
長崎大学病院産婦人科
三重大学病院産科婦人科
日本大学医学部附属板橋病院産婦人科
【小児科】
東京大学医学部附属病院小児科
長崎大学病院小児科 
藤田保健衛生大学小児科
神戸大学附属病院小児科

 

「ジカウイルス感染症診療Q&A」 PDF版のダウンロード

 

 

最終更新日 2016年8月22日(月曜)18:11

参照数: 5932

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第7版

abroad b ico2016年6月16日更新
国立感染症研究所albopictus06

概要

  • albopictus062007年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年6月9日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域への地理的拡大も見せている。日本でも10例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における研究のレビューにより、妊婦のジカウイルス感染が母子感染による小頭症等の先天異常の原因になると結論付けられた。また、疫学研究によりジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連も明らかにされた。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に追加されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 性行為感染及び母子感染のリスクを考慮し、
    1. 流行地に滞在中の男女は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えること
    2. 流行地から入国(帰国を含む)した男女は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低8週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為の際にコンドームを使用するか、性行為を控えること

      が推奨される。

最終更新日 2016年7月14日(木曜)09:39

参照数: 6047

続きを読む: ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第7版

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第6版

2016年5月13日更新
国立感染症研究所albopictus06

概要

  • albopictus062007 年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年5月12日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域 への地理的拡大も見せている。日本でも8例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における研究のレビューにより、妊婦のジカウイルス感染が母子感染による小頭症等の先天異常の原因になると結論付けられた。また、疫学研究によりジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連も明らかにされた。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に追加されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 性行為感染及び母子感染のリスクを考慮し、
    1. 流行地に滞在中は、症状の有無に関わらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を自粛すること
    2. 流行地から帰国した男性は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低4週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は性行為を行う場合にはコンドームを使用するか性行為を自粛すること
    3. 流行地から帰国した女性は、最低4週間は妊娠を控えること、が推奨される。

 

最終更新日 2016年5月13日(金曜)22:44

参照数: 6447

続きを読む: ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第6版

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第5版

2016年4月5日更新
国立感染症研究所albopictus06

 

概要

  • albopictus062007年のミクロネシア連邦ヤップ島での流行以降、2016年4月5日時点で、ジカウイルス病は、中南米やカリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域への地理的拡大も見せている。日本でも7例のジカウイルス病の症例が確認されており、いずれも流行地への渡航歴がある輸入症例である。
  • 流行地における疫学研究により、ジカウイルス感染とギラン・バレー症候群との関連が明らかにされ、また胎内感染と小頭症との関連が強く示唆されている。
  • 日本では、ジカウイルス感染症は、感染症法上の4類感染症と検疫感染症に指定されている。また、「蚊媒介感染症の診療ガイドライン」(第2版)が公表され、診療体制の整備が進められている。
  • 妊婦及び妊娠の可能性がある人の流行地への渡航は控えるとともに、流行地への渡航者に対しては、ジカウイルス感染症の情報提供及び防蚊対策の徹底を、より一層周知することが重要である。
  • 国内の蚊の活動期においては、流行地からの帰国者は症状の有無に関わらず、帰国日から2週間程度の防蚊対策が必要である。
  • 性行為感染のリスクを考慮し、流行地から帰国した男性は、ジカウイルス病の発症の有無に関わらず、最低4週間(パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中)は安全な性行動(コンドームの使用等)をとること、もしくは性行為の自粛が推奨される。

 

最終更新日 2016年4月05日(火曜)16:32

参照数: 4917

続きを読む: ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第5版

ジカウイルス感染症のリスクアセスメント 第4版

2016年2月16日更新
国立感染症研究所albopictus06

背景

ジカウイルス感染症は、フラビウイルス科フラビウイルス属のジカウイルスによる蚊媒介感染症である。ジカウイルスは、1947年にウガンダのZika forest(ジカ森林)のアカゲザルから初めて分離された。ジカウイルス感染症は、2月5日に感染症法上の4類感染症に指定され、ジカウイルス病と先天性ジカウイルス感染症に病型分類されている(本更新より疾患名を感染症法上の届出疾患名に統一した)

ジカウイルス病は、2007年にはミクロネシア連邦のヤップ島での流行、2013年には領ポリネシアで約1万人の感染が報告され、2014年にはチリのイースター島、2015年にはブラジルおよびコロンビアを含む南アメリカ大陸での流行が発生し、地理的な拡大を見せている。一方、本邦においては、現在までのところ、2013年12月に領ポリネシア、ボラボラ島の滞在歴のある男性(27歳)、女性(33歳)の2症例[1]、および2014年7月に、タイのサムイ島に滞在歴のある男性(41歳)の1症例[2]の、計3例が確認されている。

2016年8、9月にはブラジルのリオデジャネイロでオリンピックとパラリンピックが開催され、多くの邦人が渡航することが予測される。また、妊娠中のジカウイルス感染と胎児の小頭症の関連が考えられていることもあり、流行地への渡航等に関するリスクを評価した。

最終更新日 2016年4月05日(火曜)15:23

参照数: 33106

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IASR 37(7)、2016【特集】蚊媒介ウイルス感染症:ジカウイルス感染症・チクングニア熱・デング熱、2011年~2016年6月

 

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蚊媒介ウイルス感染症:ジカウイルス感染症・チクングニア熱・デング熱、2011年~2016年6月

(IASR Vol. 37 p. 119-121: 2016年7月号)

蚊媒介ウイルス感染症は感染症法に基づく感染症発生動向調査の4類感染症に指定されている(表1)。本稿で扱うジカウイルス感染症・チクングニア熱・デング熱は急性熱性感染症で, 主な症状は発熱, 発疹, 関節痛等であるが, 症状のみでの鑑別は難しく, また無症候感染例も多い(届出基準:http://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/kenkou_iryou/kenkou/kekkaku-kansenshou/kekkaku-kansenshou11/01.html)。これら3疾患の大部分は国外感染例(輸入症例)であるが, 2014年に約70年ぶりにデング熱の国内流行が発生した(IASR 36: 33-35, 2015)。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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