当研究所職員と研究生が製作監修・製作協力し、当研究所が図版・写真提供した令和5年度版学習資料「一家に1枚 ウイルス~小さくて大きな存在~」が公開されました(※1)。

https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2022/mext_00002.htm

「⼀家に1枚」は文部科学省が発行する学習資料で、国民のみなさまに科学技術に触れる機会と、科学技術に関する正しい知識を提供することを目的としています。

本年度の「一家に1枚」では、昨今の新型コロナウイルス感染症を始め、社会・経済全体に大きな影響をもたらしてきた「ウイルス」をテーマに、ウイルスが地球上でどのような存在であるのかを多角的に紹介しています。

ポスター内容をより掘り下げた特設ウェブサイト(※2)も開設されますので、あわせてご覧ください。

(※1)令和5年度学習資料「一家に1枚 ウイルス~小さくて大きな存在~」:

             https://www.mext.go.jp/stw/common/pdf/series/virus/virus.pdf

(※2)特設ウェブサイト(4月中旬に公開予定):

             https://www.ims.riken.jp/poster_virus/

「Virology: Current Research」という海外の電子ジャーナルに当研究所の職員の名前が無断で使用された論文が掲載されていることについて

2023年3月17日
国立感染症研究所

今般、「Virology: Current Research」という海外の電子ジャーナルに、当研究所の職員の名前が無断で使用された論文が合計4本掲載されていることが判明いたしました。

いずれの論文も当研究所の職員が執筆したものではなく、文中に記載されている所属部署やメールアドレスも実在しておりません。

当研究所は、「Virology: Current Research」を運営するHilaris SRLに対し、上記各論文を直ちに削除するよう要請いたしました。当研究所及びその職員は、「Virology: Current Research」に記載されている上記論文については一切関係がございませんので、論文等を検索・利用等される場合には、当研究所やその職員の名前が冒用された架空の論文でないかを十分にご確認くださいますよう、お願い申し上げます。

 

6 月 15 日の岸田内閣総理大臣会見について

 昨日、国立感染症研究所と国立国際医療研究センター(NCGM)の統合について、岸田総理から記者会見にて発言がありました。

 これまでもNCGMとは、一体的に機能が発揮できるよう、様々な取組を進めてきました。

 国立感染症研究所が担っている役割は、我が国の感染症対策に貢献することと考えております。今後の検討に当たっては、こうした考えに立って対応していきたいと考えております。

2022 年 6 月 16 日
国立感染症研究所長 脇田隆字

市民の皆様へ

新型コロナウイルス感染症に関する国立感染症研究所ホームページの不適切な引用について

2021年8月2日
国立感染症研究所
所長 脇田 隆字
 

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)は、ウイルスゲノムの変異を繰り返しながら世界中に広がっています。日本国内でも数次に渡る流行を経験し、感染管理や行動自粛、ワクチンなど様々な対策が実施されているものの、2021年7月29日には1日当たりの国内のCOVID-19患者の報告数は過去最高を記録しました。

当所では、このような状況の中で、可能な限り最新の、信頼がおける情報やエビデンスを国内外から収集・分析し、国民の健康、安全を守るために情報提供を行っているところです。ところが昨今、当所からの情報の一部を切り取り、科学的な議論の範囲を逸脱した解釈をしている内容の記事、SNSやメールマガジン投稿などが散見されます。

本所から発出される文章は、多くの研究者が専門家としての責任と理念のもと、時間をかけ、熟考したうえで作成、掲載しています。文章全体を精読し、正確な内容を理解していただいたうえで、リンクを伴った引用等を通じて議論いただくことは歓迎します。しかし、元々の内容を大きく変えたり、自らの主張に都合のいいように一部の文言だけを切り出して使用することは、当所が誤った内容を発信している印象を与えるだけでなく、科学を踏まえた健全な社会の議論を歪めてしまうことを強く懸念しています。

今後も当所は、市民の皆様の健康と安全の維持に寄与するために、より早く、より分かりやすく、より有益な情報を発信していきます。多くの皆さまに正しい情報が届き、活用していただくことを願っております。

 

 

国立感染症研究所職員の新型コロナウイルス感染症への感染について

 令和2年8月25日(火)、国立感染症研究所(東京都新宿区戸山1-23-1 以下、「感染研」という。)の職員が新型コロナウイルス感染症に感染していることが判明しました。

 当該職員は、8月21日(金)は発熱、咳等の症状はなく、終日マスクを着用し、通常勤務をしておりました。8月23日(日)に全身倦怠感、悪寒を感じていましたが、発熱はありませんでした。8月24日(月)は症状がなかったため、終日マスクを着用し、通常勤務をしていましたが、PCR検査を実施したところ、8月25日(火)に感染が判明したため、その後は自宅待機をし、保健所の指示を待っています。

 当該職員の発症前の詳細な行動歴は、現在保健所及び当所において調査中ですが、当該職員と濃厚接触が疑われる職員3名については、8月25日(火)より自宅待機中です。

 また、感染研におきましては、8月25日(火)に、当該職員が使ったと推測される実験室、執務室、トイレ、廊下等の共有スペースや共用物の消毒作業を行っています。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan