第11号ダイジェスト
2012年2月12日~2月18日

第10号ダイジェスト
2012年3月5日~3月11日

 

 発生動向総覧
    


〈第9週コメント〉 3月7日集計分

全数報告の感染症

注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。

 

*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。

 

 


定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)

 

全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

 

過去5年間の同時期との比較

 

インフルエンザ:定点当たり報告数は第6週以降減少が続いているが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では新潟県(38.86)、秋田県(37.49)、埼玉県(36.66)、宮城県(36.32)、福島県(35.81)が多い。

 

小児科定点報告疾患RSウイルス感染症の報告数は1,304例と減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約73%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では新潟県(0.85)、富山県(0.62)、岐阜県(0.62)、福岡県(0.62)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では富山県(6.76)、大分県(5.11)、山形県(4.47)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は横ばいであった。都道府県別では広島県(12.5)、福岡県(11.7)、大分県(11.3)が多い。水痘の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では宮崎県(3.97)、鹿児島県(2.83)、島根県(2.70)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では福井県(1.14)、沖縄県(0.71)、徳島県(0.48)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では鳥取県(0.89)、島根県(0.87)、高知県(0.50)が多い。百日咳の定点当たり報告数は第6週以降増加が続いている。都道府県別では沖縄県(0.18)、高知県(0.13)、千葉県(0.05)、長野県(0.05)、兵庫県(0.05)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では徳島県(0.22)、熊本県(0.08)、富山県(0.07)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では山形県(1.63)、鳥取県(1.53)、徳島県(1.48)が多い。

 

基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では沖縄県(2.86)、栃木県(2.71)、宮城県(2.33)が多い。


 発生動向総覧
    


〈第8週コメント〉 2月29日集計分

全数報告の感染症

注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。

*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。


定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)

全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ:定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(45.29)、秋田県(44.20)、大分県(41.36)、千葉県(39.54)、新潟県(38.08)、佐賀県(36.62)が多い。

小児科定点報告疾患RSウイルス感染症の報告数は1,340例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では富山県(0.79)、宮崎県(0.75)、新潟県(0.73)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では富山県(6.93)、大分県(4.69)、福井県(4.41)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では大分県(14.6)、熊本県(12.5)、広島県(11.5)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(4.08)、鹿児島県(3.07)、宮城県(2.72)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(1.10)、福井県(0.68)、沖縄県(0.50)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では鳥取県(1.26)、高知県(0.87)、愛媛県(0.49)が多い。百日咳の定点当たり報告数は3週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(0.35)、栃木県(0.08)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では岩手県(0.13)、三重県(0.07)、福井県(0.05)、鳥取県(0.05)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では山形県(2.33)、徳島県(1.70)、新潟県(1.37)が多い。

基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(4.22)、福島県(4.14)、栃木県(2.29)、沖縄県(2.29)が多い。

 発生動向総覧
    


〈第7週コメント〉 2月22日集計分

全数報告の感染症

注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。

*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。


定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)

全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。

過去5年間の同時期との比較

インフルエンザ:定点当たり報告数は2週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では大分県(52.26)、埼玉県(50.40)、秋田県(48.24)、千葉県(48.09)、宮崎県(45.00)、福岡県(43.71)、神奈川県(43.22)が多い。

小児科定点報告疾患RSウイルス感染症の報告数は1,335例と第51週以降減少が続いている。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約77%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では新潟県(0.93)、富山県(0.72)、宮崎県(0.72)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(6.00)、大分県(5.64)、福井県(4.91)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(15.0)、熊本県(12.7)、福井県(11.6)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(3.22)、佐賀県(2.87)、鹿児島県(2.63)が多い。手足口病の定点当たり報告数は第4週以降減少が続いている。都道府県別では福井県(0.50)、石川県(0.48)、香川県(0.47)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.32)、島根県(0.87)、愛媛県(0.62)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では沖縄県(0.18)、栃木県(0.10)、高知県(0.10)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岩手県(0.15)、長野県(0.11)、福岡県(0.05)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では山形県(2.47)、新潟県(1.68)、愛媛県(1.46)が多い。

基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は横ばいであり、過去5年間の同時期と比較してかなり多い。都道府県別では埼玉県(3.22)、青森県(3.00)、沖縄県(2.86)が多い。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan