黄色ブドウ球菌(Staphylococcus aureus)の病原因子には毒素, 付着因子および免疫回避因子等があり, その遺伝子の多くは外来性に獲得され, その機能により多様な疾患の病態形成にかかわることが知られている1)。この稿では, 臨床との関連性で病態形成に重要と考えられる主な病原因子について述べる。
続きを読む: 黄色ブドウ球菌(MRSA含む)が産生する病原因子について
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Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan