FETP-J
実地疫学専門家養成コース コーディネーターからのメッセージ研修員募集

コーディネーターからのメッセージ

砂川 富正
実地疫学研究センター センター長

実地疫学研究センターは、国立感染症研究所の一員として、また、グローバルなFETPネットワークの一員として、突発的に発生する感染症、食中毒等の問題(アウトブレイク)に日々対峙しています。
FETPの目標は、危機時のみならず、平時にも公衆衛生の向上に大きく資することの出来る基盤的人材の育成強化です。
日々のルーチン業務として、感染症サーベイランスへの従事・システムの評価、国内外で発生する事象の探知(Event-based surveillance)やリスク評価等は重要な活動であり、疫学的な視点の醸成や科学的な知見の発見にもつながる活動である疫学研究も重要な柱です。
目の前の健康危機事象への対応から、必要な政策提言まで、科学的探求心と公衆衛生マインドのある皆さま、ぜひ一緒に新しい地平を開いていきましょう。

 
 
 
 
島田 智恵
実地疫学研究センター 第一室長
 

実地疫学は、現場の方々と共に考え、協力し、感染症対策に有用な方法を提案していくための疫学です。
データの収集・解析はもちろんのこと、調査を円滑にすすめるための現場でのコミュニュケーション能力・調整能力も大事なスキルとなります。
地道に、真摯に一緒に学び、活動していく皆さんをお待ちしています。

土橋 酉紀
実地疫学研究センター 第二室長
 

FETP10期修了生です。
実地疫学研究センターでは、緊急対応を求められる情報収集や疫学調査等に数多く取り組んでいます。
感染症や疫学調査に興味のある方であれば、きっと夢中になれる分野や調査に出会い、深く学べることと思います。
さあ、仲間と一緒に調査や研究に出かけましょう。
熱い皆様のご参加をお待ちしています。

山岸 拓也
薬剤耐性研究センター 第四室長
実地疫学研究センター 第一室   併任
 

FETP10期生で泌尿器科医の山岸です。
アウトブレイクの原因究明のみならず、日常臨床や研究でも因果関係が分からないことがたくさんあるとおもいますが、しばしば疫学で答えが見えてきます。
FETPで学ぶ実地疫学をうまく利用していけば、自治体や医療機関でのアウトブレイク対応はもちろん、様々な場面で役に立つと思います。
熱意ある皆様の参加をお待ちしております。

第一室室員(五十音順)

池上 千晶
実地疫学研究センター 第一室研究員
 

FETP19期修了生の池上です。
小児科医として臨床経験を経てFETPに参加し、感染症実地疫学を知り、大きく視野が広がりました。
全国から集まるFETP研修生の方々と共に、日々、国内外の感染症の発生状況をモニタリングし、アウトブレイク発生時には現地で原因究明のための調査や対策の検討を進めています。
様々な課題に向き合い、一緒に前進できる方々をお待ちしています。

加藤 博史
実地疫学研究センター 第一室研究員
 

FETP16期修了生で感染症内科医の加藤です。
感染症は公衆衛生と密接に関連していて、とても面白い分野です。
FETPは、アウトブレイク調査、サーベイランス評価、リスクアセスメントなどを通して、感染症・公衆衛生対策を学べるプログラムです。
FETPに参加して、公衆衛生に資する実地疫学専門家を一緒に目指しましょう。

黒須 一見
薬剤耐性研究センター 第四室主任研究官
実地疫学研究センター 第一室   併任
 
小林 祐介
感染症疫学センター 第四室主任研究官
実地疫学研究センター 第一室   併任
 

迅速に感染症の脅威を捉え、評価し、伝えられる専門家になろう!
18期修了生、元心臓血管外科医の小林です。
FETPは行政を介した業務を通じて、様々な感染症に対応するための実地疫学を系統的に学ぶプログラムです。
世界から現場まで、対策に結びつくための幅広い目線で、情報収集、解析、評価、コミュニケーション等のスキルを身に着けていきます。
様々な背景を持ったメンバーが経験を生かしながら研修をしています。
皆さんも実地疫学を含めた、感染症対策の仕組みを学びながら、多くの感染症・公衆衛生の専門家集団の中で腕を磨いていきましょう。
研修を通じてできたネットワークも貴重な財産となります。
是非プログラムへの参加お待ちしています。

塚田 敬子
実地疫学研究センター 第一室研究員
 

実地疫学を通して日本、そして世界の感染症公衆衛生活動に一緒に取り組んでいきましょう。
情報収集、解析、評価、対策へ・・・共に深く考え、学ぶ。
そんな仲間が増えていくことを楽しみにしています。

中下 愛実
実地疫学研究センター 第一室研究員
薬剤耐性研究センター   併任
 
藤井 英里
実地疫学研究センター 第一室主任研究官
 

獣医師です。臨床と基礎研究を経験しましたが、公衆衛生対応に結びつく調査研究を行いたいと考え、実地疫学研究センターに参りました。
皆さんと一緒に、学んでいけたらと思います。

福住 宗久
実地疫学研究センター 第一室主任研究官
感染症危機管理研究センター 第二室   併任
 

FETP16期修了生の福住です。
他のプログラムにないFETPの特徴は“行政を介するサービスを通して疫学を学ぶ”の一言に尽きると思います。
ともに考え、ともに学び、そしてともに成長していける皆様をお待ちしています。

第二室室員(五十音順)

門脇 知花
実地疫学研究センター 第二室研究員
 
加納 和彦
品質保証管理部 主任研究官
実地疫学研究センター 第二室   併任
 
八幡 裕一郎
実地疫学研究センター 第二室主任研究官
 

実地疫学調査の目的はアウトブレイク発生の原因究明と公衆衛生上の対策実施です。
公衆衛生上の対策は大きく分けると2つあります。1つはアウトブレイクのコントロールです。
もう1つは将来同様のアウトブレイク発生予防のための対策を提言することです。実地疫学調査はこれらの対策を実施や提言のために必要な情報です。
実地疫学調査は限られた時間で限られた情報解析(記述疫学、解析疫学)に基づき対策実施や提言を作成します。
そのための情報収集、仮説設定、データ解析は腕の見せ所です。公衆衛生対策に興味のある方お待ちしております。

第三室室員(五十音順)

 
 
 

事務

河野邉 泰子
実地疫学研究センター 事務
 
杉山 厚一
実地疫学研究センター 事務
 
竹内 智恵子
実地疫学研究センター 事務
 
松本 喜美子
実地疫学研究センター 事務
 

アドバイザー

Matthew Griffith
 
 

I work with trainees on surveillance, training, international presentations, and manuscript writing. I like spending time one-on-one with trainees ensuring they understand the theory behind the concepts so they can apply them in multiple settings.
After we spend time learning the theory, trainees go into the field and investigate real outbreaks, evaluate real national surveillance systems, and use real national surveillance data to answer public health research questions. This combination of theory and practice is crucial for the kind of deep understanding necessary to improve population health, and it is what makes FETP-Japan a unique place to learn epidemiology and public health.
The program is also special because of the network of alumni that trainees become a part of, a network reaching back to 2001. These alumni are some of the leading public health professionals in Japan and the Western Pacific. Being part of that network and making connections with trainees from other countries through conferences and trainings is a wonderful gift for anyone interested in having a long and meaningful public health career. I am grateful for the people I have been able to work with at FETP-Japan and hope to work with many more.

 
 
 
 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan