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腸管出血性大腸菌によるアウトブレイク調査レポート, 2022年―米国

(IASR Vol. 44 p80-81: 2023年5月号)
 

米国疾病予防管理センター(CDC)は, 2022年に米国の複数州にまたがり発生した腸管出血性大腸菌(EHEC)の広域アウトブレイク3事例の疫学調査概要をホームページ上に掲載した。いずれも食品媒介と結論付けられ, 冷凍ファラフェルが原因の事例, 牛ひき肉が原因の事例, 原因食品不明の事例であった。このうち2事例からは溶血性尿毒症症候群(HUS)の症例が報告されたが, 死亡者の報告はなかった。これら3事例の疫学調査の概要は以下のとおりである。

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