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海外におけるつつが虫病

(IASR Vol. 43 p185-186: 2022年8月号)

 

 つつが虫病は, 日本国外においても発生しており, アジア・太平洋地域の広範囲で流行している。東は極東ロシアのカムチャツカ半島, 西はパキスタンやアフガニスタン, 南はオーストラリア北部を結んだ地域が“Tsutsugamushi Triangle”と呼ばれ, 年間100万人以上の患者が発生していると推定される(1)。近年, 本地域の外においてもつつが虫病に関する知見が増えている。

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan