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Capsular switchingを生じた肺炎球菌による肺炎のクラスター感染事例の解析

(IASR Vol. 39 p118-119: 2018年7月号)

はじめに

肺炎球菌はヒトの上咽頭の常在菌としても存在している。一方, 肺炎などの呼吸器感染症や髄膜炎, 菌血症など全身性感染症を引き起こす。肺炎球菌による感染症の多くは散発である。稀に, 集団生活 (病院, 軍隊など) で暮らすヒトには, 肺炎球菌による集団感染が報告されている1-3)

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan