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第13号ダイジェスト 2012年3月26日~4月1日 |
・発生動向総覧 |
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をPDF版よりピックアップして掲載しています。 |
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発生動向総覧
〈第13週コメント〉 4月4日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 356例 |
3類感染症: |
細菌性赤痢5例
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菌種:S. flexneri(B群)3例_感染地域:茨城県1例、群馬県1例、インド1例 S. sonnei(D群)2例_感染地域:東京都1例、インド1例
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腸管出血性大腸菌感染症16例(有症者8例、うちHUS なし) |
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感染地域:国内16例 国内の感染地域:滋賀県3例、島根県3例、鹿児島県3例、北海道1例、宮城県1例、石川県1例、福井県1例、大阪府1例、佐賀県1例、大分県1例 年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、3歳(1例)、5歳(1例)、10代(1例)、20代(1例)、30代(5例)、40代(2例)、50代(2例)、60代(1例) 血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(9例)、O26 VT1(4例)、O91 VT1(2例)、O26 VT不明(1例) 累積報告数:157例(有症者75例、うちHUS 4例.死亡なし)
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腸チフス2例(感染地域:インドネシア1例、インド1例) |
4類感染症: |
E型肝炎1例(感染地域:中国_感染源:不明) A型肝炎2例(感染地域:エジプト1例、ガーナ1例) デング熱3例(感染地域:インドネシア2例、マーシャル諸島1例)
ボツリヌス症2例
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食餌性ボツリヌス症2例_感染地域:鳥取県2例_感染源:あずきばっとう2例
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マラリア2例
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三日熱1例_感染地域:中国 熱帯熱1例_感染地域:ザンビア
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レジオネラ症6例(肺炎型6例.うち1例死亡)
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感染地域:石川県2例、岐阜県1例、大阪府1例、兵庫県1例、北マリアナ諸島(ロタ島)1例 年齢群:40代(2例)、60代(1例)、70代(2例)、90代(1例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢4例(腸管アメーバ症4例) |
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感染地域:北海道1例、三重県1例、国内(都道府県不明)2例 感染経路:性的接触2例(異性間2例)、不明2例
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ウイルス性肝炎2例 |
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B型1例_感染経路:不明 EB 1例_感染経路:不明
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急性脳炎5例 |
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ロタウイルス1例_年齢群:4歳 病原体不明4例_年齢群:0歳(1例.死亡)、1歳(1例)、5歳(1例)、20代(1例)
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劇症型溶血性レンサ球菌感染症2例〔年齢群:70代(1例)、80代(1例)〕
後天性免疫不全症候群15例(AIDS 2例、無症候10例、その他3例) |
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感染地域:国内15例 感染経路:性的接触13例(異性間1例、同性間12例)、性的接触(異性間)/静注薬物使用1例、不明1例
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ジアルジア症1例(感染地域:インド) 梅毒4例(早期顕症II期2例、晩期顕症1例、無症候1例) 破傷風1例(年齢群:70代) バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例(遺伝子型:VanC 2例_菌検出検体:血液2例)
風しん11例(検査診断例10例、臨床診断例1例)
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感染地域:兵庫県6例、大阪府2例、東京都1例、静岡県1例、国内(都道府県不明)1例 年齢群:10~14歳(1例)、15~19歳(2例)、20~24歳(1例)、25~29歳(2例)、30~34歳(2例)、35~39歳(1例)、40代(2例) 累積報告数:107例(検査診断例83例、臨床診断例24例)
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麻しん7例〔麻しん(検査診断例3例、臨床診断例3例)、修飾麻しん(検査診断例1例)〕
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感染地域:埼玉県1例、東京都1例、長野県1例、兵庫県1例、国内(都道府県不明)1例、大阪府/インド1例、タイ1例 年齢群:1歳(2例)、20~24歳(1例)、30~34歳(1例)、35~39歳(1例)、40代(1例)、50代(1例) 累積報告数:94例〔麻しん(検査診断例65例、臨床診断例13例)、修飾麻しん(検査診断例16例)〕 遺伝子型別累積報告数(遺伝子型が同定・報告された症例のみ):44例 D4:4例_感染地域:千葉県1例、東京都1例、東京都/ベトナム1例、大阪府/英国1例 D8:32例_感染地域:愛知県15例、千葉県5例、山梨県2例、岐阜県2例、都道府県不明7例、タイ1例 D9:8例_感染地域:岡山県4例、栃木県1例、千葉県1例、東京都1例、フィリピン1例
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(補)2012年第12週までに診断されたものの報告遅れとして、エキノコックス症1例(多包条虫_感染地域:北海道)、急性脳炎3例〔インフルエンザウイルスB型2例_年齢群:1歳(1例)、50代(1例).単純ヘルペスウイルス1例_年齢群:50代〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(50代)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第6週以降減少が続いている。都道府県別では福井県(25.09)、福島県(23.84)、山形県(19.04)、佐賀県(17.26)、新潟県(17.09)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は832例と3週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約81%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では佐賀県(0.65)、福岡県(0.57)、宮崎県(0.56)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では富山県(5.76)、大分県(3.78)、鳥取県(3.32)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では大分県(14.5)、愛媛県(13.5)、福岡県(12.7)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では佐賀県(2.52)、福井県(2.36)、沖縄県(2.35)が多い。手足口病の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では沖縄県(1.18)、石川県(0.87)、香川県(0.60)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では鳥取県(1.47)、徳島県(0.96)、島根県(0.83)が多い。百日咳の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では沖縄県(0.21)、高知県(0.17)、大分県(0.11)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(0.22)、熊本県(0.21)、長崎県(0.11)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で増加した。都道府県別では宮崎県(1.72)、山形県(1.53)、熊本県(1.27)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は3週連続で減少したが、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してかなり多い。都道府県別では宮城県(1.83)、石川県(1.80)、愛知県(1.69)が多い。
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