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梱包についての基本的な考え方

 

 各々の施設から感染研への病原体等の運搬に要する時間と距離を勘案し、全ての感染性物質の感染研への受入に際し、WHOガイダンスにおけるカテゴリーAの梱包を推奨しています。しかしながら、「感染症法における特定病原体等を除く」大部分の病原体等の梱包においては、従来、発送者の責任の下、病原体等に関して、その病原性、量などとともに、科学者の専門的判断で梱包の選択が行われるものです。しかし、適切な梱包方法の選択が難しい場合に、もっとも安全で確実なカテゴリーAの梱包法を選択することで解決できるものと考えます。もちろん、科学的判断でなされたカテゴリーBの梱包の適用を否定するものではありません。
 病原体等の発送者(荷送人)においては、感染症法における特定病原体等の運搬取扱方法とともに、感染性物質の輸送規則に関するガイダンス(WHO)を必ず熟読ください。
最後に、一般的な荷物の運搬上のルールとして、紛失や盗難を除き、不適切な梱包による輸送中の液漏れ等の事故は、全て発送者(荷送人)にあるとされています 。

 

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan