第2回地球圏-生物圏国際協同研究計画(IGBP)コングレス

 International Geosphere-Biosphere Program(IGBP)は、国際科学会議(International Council for Science)が、1986年に実施を決定し、1990年から開始した複合・学際的な国際協同研究です。この研究は、全地球システムを解明し、百年後の地球を予測するという壮大な研究目的を持ち、気圏、水圏、地圏及び生物圏に関係する科学者が分野と国境をまたがってネットワークを作り、グローバルなスケールで協同して研究しているものであり、国連が認めている地球変化に関するニ大国際研究プログラムの一つでもあります。

 このようにIGBPはとてつもなくの大きなスケールで環境を扱う研究組織のようです。この会議が平成11年5月7-13日、葉山の湘南国際村で開かれました。参加国は70ヶ国位、国外350人、国内100人参加の国際シンポジウムです。私は参加、といっても懇親会だけ参加したのですが、国内で開く国際学会にしてはとても外国人が多いのを感じました。やはりどの国でも関心の高い内容なのでしょう。ほとんど知り合いもいませんでしたが、いくつか環境の話題を聞くことができました。例えば、開発により炭酸ガスが増えると地球温暖化がおこる。炭酸ガスを吸収して酸素を放出する植物は元気になって、もとにもどるように働きそうだが、実際は温度上昇で植物は呼吸( O2→CO2 )が活発になってますますよくない。どうしたらいいか?(ここで終わる)。解決すべき問題はつきないようです。現状では、なるべくこのようなデータを集めて産業に働きかけて、資源開発のテンポを考えてもらうことが手段のようです。

 放線菌など微生物も地球規模の環境問題に大きな要素なのはまちがいないし、放線菌の研究から環境問題に、これからどう取り組んでゆけばよいのか興味あるところです。日本放線菌学会はIGBPを積極的に支援しています。

                     ( 梅沢記 1999. 5. 14 )