クリプトスポリジウム
- サイズ:直径約5μmの類円形
- 特 徴:オーシスト壁は薄く無色で、表面は平滑。オーシスト内にはC字型に湾曲した4個の細長いスポロゾイトが包蔵されている。オーシスト壁の一部に縫合部が線状に認められる。
- 寄生部位:小腸の粘膜上皮の微絨毛に侵入。侵入された微絨毛は膨化して袋状になって虫体を取り囲み、原虫はその中で増殖する。腸管上皮に寄生した原虫は無性生殖と有性生殖の2つの形態を取る。症状としては水様下痢、腹痛、嘔吐、脱水症状等。特に免疫不全状態の患者への感染は要注意。
- 検査材料:糞便。
- 検 査 法:各種の集嚢子法を用い、得られた濃縮試料を蛍光抗体法やその他の特異染色法で染色する。顕微鏡観察は200〜1,000倍を用いる
また、平成8年10月に厚生省が策定した「水道水におけるクリプトスポリジウム暫定対策指針(平成10年6月改定)」にそって、水道水および水道原水のクリプトスポリジウム汚染状況が調査されていが、そこでは試料水の濃縮 ⇒ オーシストの分離・精製 ⇒ 特異蛍光抗体染色 ⇒ 顕微鏡観察の 手順で検査が行われている。多くの知見が集積されつつある今日、 水試料中に混在する藻類等の植物プランクトン粒子とクリプトスポリジウムのオーシストの判別が困難な場合に遭遇している検査機関もある。このような事態に対応するためには蛍光フィルターの選択や観察方法に特別の注意が必要である。 - 感 染 源:オーシストに汚染された水や食品類の摂取。性的接触。人獣共通感染症でもある。
* クリプトスポリジウムなど最近問題となっている寄生虫 * 原 虫 類 * 図による検索 * 目 次
*厚生省のホームページにあるクリプトスポリジウム情報
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