発生動向総覧
〈第7週コメント〉 2月20日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 260例 |
3類感染症: |
腸管出血性大腸菌感染症12例(有症者10例、うちHUS なし)
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感染地域:国内12例 国内の感染地域:宮崎県3例、千葉県1例、神奈川県1例、新潟県1例、石川県1例、静岡県1例、愛知県1例、兵庫県1例、福岡県1例、不明1例 年齢群:1歳(3例)、2歳(1例)、7歳(1例)、10代(1例)、20代(2例)、30代(1例)、40代(1例)、60代(1例)、80代(1例) 血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(5例)、O111 VT1・VT2(2例)、O26 VT2(1例)、O111 VT不明(1例)、O157 VT2(1例)、その他・不明(2例) 累積報告数:76例(有症者50例、うちHUS 4例.死亡なし)
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パラチフス1例(感染地域:インド) |
4類感染症: |
E型肝炎1例(感染地域:長野県_感染源:不明) A型肝炎1例(感染地域:宮城県) デング熱1例(感染地域:フィリピン) マラリア1例(三日熱_感染地域:スーダン)
レジオネラ症5例(肺炎型4例、ポンティアック型1例)
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感染地域:群馬県2例、大阪府1例、福岡県1例(温泉)、イタリア1例 年齢群:50代(1例)、70代(3例)、80代(1例)
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5類感染症: |
アメーバ赤痢5例(腸管アメーバ症4例、腸管外アメーバ症1例) |
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感染地域:神奈川県1例、愛知県1例、大阪府1例、福岡県1例、国内(都道府県不明)1例 感染経路:性的接触3例(異性間2例、同性間1例)、不明2例
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急性脳炎3例 |
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インフルエンザウイルスB型1例_年齢群:70代.死亡 ヒトヘルペスウイルス6型1例_年齢群:1歳 アデノウイルス1例_年齢群:10代
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クロイツフェルト・ヤコブ病1例(孤発性プリオン病古典型)
劇症型溶血性レンサ球菌感染症3例 |
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年齢群:40代(1例)、50代(1例)、70代(1例)
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後天性免疫不全症候群10例(AIDS 5例、無症候5例) |
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感染地域:国内8例、国内/タイ1例、国内・国外不明1例 感染経路:性的接触8例(異性間1例、同性間7例)、不明2例
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梅毒14例(早期顕症I期2例、早期顕症II期6例、無症候6例) 破傷風1例(年齢群:70代)
バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例 |
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遺伝子型:VanB 1例_菌検出検体:血液/便 遺伝子型:VanC 1例_菌検出検体:血液
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風しん147例(検査診断例120例、臨床診断例27例) |
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感染地域:東京都49例、千葉県13例、神奈川県12例、大阪府6例、埼玉県5例、兵庫県5例、群馬県3例、北海道2例、愛知県2例、茨城県1例、栃木県1例、静岡県1例、和歌山県1例、岡山県1例、愛媛県1例、国内(都道府県不明)42例、国内・国外不明2例 年齢群:0歳(1例)、1歳(2例)、4歳(1例)、5~9歳(1例)、10~14歳(2例)、15~19歳(12例)、20~24歳(26例)、25~29歳(16例)、30~34歳(21例)、35~39歳(22例)、40代(35例)、50代(6例)、60代(2例) 累積報告数:745例(検査診断例597例、臨床診断例148例)
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麻しん4例〔麻しん(検査診断例2例、臨床診断例1例)、修飾麻しん(検査診断例1例)〕
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感染地域:神奈川県2例、長野県1例、三重県1例 年齢群:35~39歳(2例)、40代(1例)、60代(1例) 累積報告数:32例〔麻しん(検査診断例8例、臨床診断例17例)、修飾麻しん(検査診断例7例)〕
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(補)2013年第6週までに診断されたものの報告遅れとして、E型肝炎1例(感染地域:群馬県_感染源:不明)、デング熱2例(感染地域:タイ2例)、急性脳炎9例〔インフルエンザウイルスA型2例_年齢群:6歳(1例)、70代(1例).ヒトヘルペスウイルス6型2例_年齢群:0歳(1例)、1歳(1例).EBウイルス1例_年齢群:6歳.ロタウイルス1例_年齢群:3歳.病原体不明3例_年齢群:3歳(1例)、4歳(1例)、8歳(1例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症1例(50代.死亡)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は3週連続で減少した。都道府県別では愛知県(30.44)、岐阜県(26.46)、広島県(26.16)、鹿児島県(25.81)、沖縄県(25.34)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,160例と3週連続で減少した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約75%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(1.22)、大分県(0.75)、富山県(0.72)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では石川県(5.83)、鳥取県(4.16)、富山県(4.10)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(15.44)、熊本県(13.92)、大分県(11.36)が多い。水痘の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では宮崎県(3.61)、沖縄県(3.50)、鹿児島県(2.24)が多い。手足口病の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では石川県(1.17)、福岡県(1.06)、大分県(0.89)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岩手県(0.20)、宮城県(0.19)、鳥取県(0.11)が多い。百日咳の定点当たり報告数は減少した。都道府県別では秋田県(0.06)、滋賀県(0.06)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は減少した。都道府県別では長崎県(0.09)、福岡県(0.08)、熊本県(0.08)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福井県(0.95)、秋田県(0.91)、山形県(0.67)、大分県(0.67)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎のの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では宮城県(2.08)、埼玉県(1.67)、栃木県(1.29)が多い。
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