発生動向総覧
〈第4週コメント〉 1月30日集計分
◆全数報告の感染症
注意:これは当該週に診断された報告症例の集計です。しかし、迅速に情報還元するために期日を決めて集計を行いますので、当該週に診断された症例の報告が集計の期日以降に届くこともあります。それらについては一部を除いて発生動向総覧では扱いませんが、翌週あるいはそれ以降に、巻末の表の累積数に加えられることになります。
*感染経路、感染原因、感染地域については、確定あるいは推定として記載されていたものを示します。
1類感染症: |
報告なし |
2類感染症: |
結核 353例 |
3類感染症: |
腸管出血性大腸菌感染症11例(有症者4例、うちHUS 2例) |
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感染地域:国内11例 国内の感染地域:宮城県2例、三重県2例、新潟県1例、岡山県1例、長崎県1例、鹿児島県1例、不明3例 年齢群:1歳(1例)、9歳(2例)、10代(1例)、20代(1例)、30代(3例)、50代(3例) 血清型・毒素型:O157 VT1・VT2(6例)、O26 VT1(1例)、O157 VT1(1例)、O159 VT2(1例)、その他・不明(2例) 累積報告数:36例(有症者20例、うちHUS 3例.死亡なし)
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4類感染症: |
A型肝炎2例(感染地域:静岡県1例、愛知県1例) つつが虫病3例(感染地域:千葉県1例、宮崎県1例、鹿児島県1例)
レジオネラ症16例(肺炎型15例、ポンティアック型1例)
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肺炎型15例、ポンティアック型1例) 感染地域:北海道2例(ともに温泉)、兵庫県2例、宮城県1例(温泉)、山形県1例(温泉)、茨城県1例、神奈川県1例、石川県1例、長野県1例(温泉)、静岡県1例、三重県1例、京都府1例、広島県1例、国内(都道府県不明)1例、グアム1例 年齢群:40代(1例)、50代(1例)、60代(4例)、70代(6例)、80代(3例)、90代以上(1例)
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レプトスピラ症1例(感染地域:神奈川県_感染源:ネズミ) |
5類感染症: |
アメーバ赤痢15例(腸管アメーバ症13例、腸管及び腸管外アメーバ症2例) |
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感染地域:東京都2例、神奈川県2例、大阪府2例、栃木県1例、大分県1例、国内(都道府県不明)2例、中国1例、台湾1例、インドネシア1例、東南アジア(国不明)1例、国外(国不明)1例 感染経路:性的接触5例(異性間2例、同性間1例、異性間・同性間不明2例)、経口感染5例、不明5例
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ウイルス性肝炎2例 |
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B型2例_感染経路:性的接触2例(異性間1例、同性間1例)
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急性脳炎10例 |
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インフルエンザウイルスA型3例_年齢群:1歳(1例)、30代(2例) インフルエンザウイルス型不明2例_年齢群:10代(1例)、50代(1例) 水痘帯状疱疹ウイルス1例_年齢群:60代 病原体不明4例_年齢群:0歳(2例)、10代(2例)
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クロイツフェルト・ヤコブ病2例(孤発性プリオン病古典型2例)
劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例 |
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年齢群:0歳(1例)、60代(1例.死亡)、70代(2例.うち1例死亡)
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後天性免疫不全症候群12例(AIDS 5例、無症候6例、その他1例) |
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感染地域:国内8例、国内・国外不明4例 感染経路:性的接触8例(異性間3例、同性間4例、異性/同性間1例)、不明4例
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ジアルジア症1例〔感染地域:国内(都道府県不明)〕 梅毒14例(早期顕症I期3例、早期顕症II期4例、無症候7例)
風しん76例(検査診断例63例、臨床診断例13例) |
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感染地域:東京都23例、神奈川県13例、埼玉県8例、大阪府5例、千葉県3例、兵庫県3例、愛知県2例、群馬県1例、愛媛県1例、熊本県1例、沖縄県1例、国内(都道府県不明)14例、インドネシア1例 年齢群:4歳(1例)、10~14歳(2例)、15~19歳(6例)、20~24歳(11例)、25~29歳(16例)、30~34歳(13例)、35~39歳(13例)、40代(12例)、50代(1例)、60代(1例) 累積報告数:254例(検査診断例206例、臨床診断例48例)
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麻しん7例〔麻しん(検査診断例4例、臨床診断例3例)〕
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感染地域:東京都2例、神奈川県2例、兵庫県2例、国内・国外不明1例 年齢群:15~19歳(1例)、20~24歳(1例)、25~29歳(2例)、30~34歳(1例)、35~39歳(1例)、40代(1例) 累積報告数:18例〔麻しん(検査診断例6例、臨床診断例8例)、修飾麻しん(検査診断例4例)〕
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(補)2013年第3週までに診断されたものの報告遅れとして、急性脳炎14例〔インフルエンザウイルスA型7例_年齢群:0歳(1例)、1歳(1例)、2歳(1例)、6歳(1例)、7歳(1例)、60代(1例)、80代(1例).インフルエンザウイルス型不明1例_年齢群:5歳.エコーウイルス7型1例_年齢群:0歳.病原体不明5例_年齢群:1歳(3例)、40代(2例)〕、劇症型溶血性レンサ球菌感染症4例〔50代(1例)、60代(2例.うち1例死亡)、70代(1例)〕、バンコマイシン耐性腸球菌感染症2例(遺伝子型:VanC 1例_菌検出検体:血液.遺伝子型:不明1例_菌検出検体:便)などの報告があった。
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◆定点把握の対象となる5類感染症(週報対象のもの)
全国の指定された医療機関(定点)から報告され、疾患により小児科定点(約3,000 カ所)、インフルエンザ(小児科・内科)定点(約5,000 カ所)、眼科定点(約600 カ所)、基幹定点(約500 カ所)に分かれています。また、定点当たり報告数は、報告数/定点医療機関数です。
インフルエンザ:定点当たり報告数は第43週以降増加が続いており、過去5年間の同時期(前週、当該週、後週)と比較してやや多い。都道府県別では新潟県(53.81)、千葉県(53.22)、長崎県(50.91)、埼玉県(49.53)、愛知県(46.65)が多い。
小児科定点報告疾患:RSウイルス感染症の報告数は1,782例と増加した。年齢別では1歳以下の報告数が全体の約75%を占めている。咽頭結膜熱の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮崎県(1.31)、佐賀県(0.82)、山形県(0.70)が多い。A群溶血性レンサ球菌咽頭炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では富山県(5.52)、石川県(5.28)、鳥取県(4.21)が多い。感染性胃腸炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では熊本県(14.32)、宮崎県(14.14)、高知県(12.63)が多い。水痘の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では福井県(3.77)、鹿児島県(3.42)、宮崎県(2.89)が多い。手足口病の定点当たり報告数は減少したが、過去5年間の同時期と比較してやや多い。都道府県別では福岡県(0.94)、熊本県(0.90)、鳥取県(0.63)が多い。伝染性紅斑の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では岩手県(0.85)、富山県(0.31)、宮城県(0.29)が多い。百日咳の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福岡県(0.04)、北海道(0.03)、千葉県(0.03)、滋賀県(0.03)、和歌山県(0.03)、高知県(0.03)が多い。ヘルパンギーナの定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では福岡県(0.11)、長崎県(0.11)、富山県(0.10)が多い。流行性耳下腺炎の定点当たり報告数は2週連続で減少した。都道府県別では山形県(0.90)、福井県(0.64)、岩手県(0.63)が多い。
基幹定点報告疾患:マイコプラズマ肺炎の定点当たり報告数は増加した。都道府県別では宮城県(2.75)、岐阜県(1.80)、沖縄県(1.57)が多い。
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