国立感染症研究所

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日本脳炎:2016年アジアおよび西太平洋地域におけるサーベイランスと予防接種の状況

(IASR Vol. 38 p.168-169: 2017年8月号)

日本脳炎ウイルスは, アジア太平洋地域で最も重要な予防接種可能な脳炎の原因であり, 世界で毎年約68,000例の日本脳炎患者が発生していると推計され, 大部分(75%)が15歳未満である。大半の感染者は無症状だが, 有症状者の致命率は30%弱であり, 生存者の3~5割に長期に及ぶ神経学的後遺症を認める。世界保健機関(WHO)は, 日本脳炎が公衆衛生上の問題となっている地域において, 国の予防接種プログラムに日本脳炎ワクチンを加えることを推奨している。以下 「アジアおよび西太平洋地域における日本脳炎サーベイランスと予防接種の状況」 の最新版である。

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