国立感染症研究所

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ウイルス第1部 部長挨拶

 

 国立感染症研究所ウイルス第一部では,ウイルス性出血熱や新興ウイルス感染症,アルボウイルス感染症,神経ウイルス感染症,ヒトヘルペスウイルス感染症,リケッチア・クラミジア感染症等,幅広い病原体による感染症対策に資する研究を担当しています.生物学的製剤いわゆるワクチン等の検定においては,天然痘ワクチン,日本脳炎ワクチン,狂犬病ワクチン,水痘ワクチンの検定を担当しています.

 私は,このような活動を担当しているウイルス第一部の部長として研究,検定等,様々な業務にあたっています.

 大学卒業後は10年間ほど小児科医として北海道の医療機関で勤務しておりました.縁があって1997年から国立感染症研究所ウイルス第一部でウイルス感染症対策の研究を続けております.

 ウイルス1部部長西條写真

ウイルス1部 部長
西條政幸


 2013年に は日本でもとても致死率の高いウイルス性疾患,重症熱性血小板減少症候群(SFTS),が流行していることが明らかにされました.また,2014年には初 めて西アフリカでザイールエボラウイルスによる出血熱の流行が確認されました.毎年日本で多くのデング熱患者(輸入感染事例)が確認されています.

 現在の 日本ではデング熱は流行していないと考えられていましたが,2013年には国内でデングウイルスに感染したとしか考えられない事例が報告されました.原因 不明の脳炎患者発生,臓器移植患者におけるヘルペスウイルス感染症対策や日本紅斑熱,ツツガムシ病,SFTS等のマダニ媒介性感染症対策の重要性の高ま り,等社会の変化に伴い感染症の特徴も変化を遂げています.

 私たちには,これらの変化に合わせた感染症対策を推進すること,病原体に関する基礎を身につ け,かつ,感染症対策に精通する人材を育成することが求められていると考えています.

 私は,ウイルス第一部スタッフとともに上記担当感染症の基礎的・臨床的研究を深め,また,ワクチン等生物製剤の国家検定,感染症検査について責任をもって担当し,人材の育成を通じて,感染症対策に貢献したいと考えています.


経歴


1987年旭川医科大学医学部卒.1991年同大学院修了(医学博士).
1987年から1997年までは小児科医として勤務.
1995年6月から1年間JICAザンビア感染症対策プロジェクトに参画.
1997年4月に国立感染症研究所ウイルス第一部外来性ウイルス室(現,第一室)研究員として着任.
以降,ウイルス第一部主任研究官,同第三室長,2010年10月より同部長.日本小児科学会専門医,日本感染症学会専門医.研究領域は,ウイルス性出血熱の診断と疫学,天然痘ワクチンやサル痘ウイルス感染症,単純ヘルペスウイルス感染症,小児の呼吸器ウイルス感染症,等.
臨床ウイルス感染学とウイルス学の基礎の橋渡しの役割を研究領域にしています.


研究


・ウイルス性出血熱や新興ウイルス感染症の診断法の整備および臨床的・疫学的研究
・薬剤耐性単純ヘルペスウイルス感染症に関する研究
・小児の呼吸器ウイルス感染症の疫学に関する研究
・天然痘ワクチンLC16m8の研究
・霊長類におけるサル痘ウイルス感染症の病態に関する研究

Copyright 1998 National Institute of Infectious Diseases, Japan

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