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腸管出血性大腸菌感染症とは

(IDWR 2002年第6号掲載) 腸管出血性大腸菌(Enterohemorrhagic Escherichia coli ; EHEC)感染症の原因菌は、ベロ毒素(Verotoxin=VT, またはShiga toxin =Stx と呼ばれている)を産生する大腸菌である。EHEC感染症においては、無症状から致死的なものまで様々な臨床症状が知られている。特に、腸管出血性大腸菌感染に引き続いて発症することがある溶血性尿毒症症候群(HUS)は、死亡あるいは腎機能や神経学的障害などの後遺症を残す可能性のある重篤な疾患である。HUSの発生予防につなげるためにも、HUSの実態把握と発生の危険因子を特定することが重要である。

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パルスネット

グローバル化する食品由来感染症を制御するためには、まず広域における食品由来感染症の発生を監視するシステムを構築してその発生を迅速に把握することが必要と考えられます。食品由来感染症起因菌の解析手法として汎用されているパルスフィールドゲル電気泳動法(PFGE)を主体とした菌学的解析情報と発生事例に関する種々の疫学情報を組み合わせてデータベース化を行い、その情報を関係機関において共有し、感染症発生の迅速な探知と感染源の究明に資することを目的として稼働しているシステムが「パルスネット」です。グローバル化する食品由来感染症に対応すべく、パルスネットも地球規模で展開されており、現在世界6か所の地域でネットワークが形成されており、わが国のネットワークは、アジア・太平洋地域の諸国等で構成される「PulseNet Asia Pacific」の一部となっています。

腸管出血性大腸菌感染症【更新情報】
















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