国立感染症研究所

疫学情報

感染症発生動向調査(IDWR)

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病原微生物検出情報(IASR)

関連情報

マニュアル・ガイドライン等

チクングニアウイルス遺伝子検出法(ウイルス第一部)

<チクングニアウイルス遺伝子検出法>

TaqMan用プローブ、プライマー
Probe: Taq-Chik638P:FAM-TACCAGCCTGCACYC-MGB-3’
Primer(F)Taq-Chik607F10849GCR CCM TCT KTA ACG GAC AT
Primer(R)Taq-Chik672R10894):GCC CCC RAA GTC KGA GGA R
現在流行中のレユニオン株に対して、本法の検出限界は0.2pfu/tubeです。
反応液組成と反応条件は、ウエストナイルウイルスの場合と同様です。WNV検査マニュアルを参照してください。

<通常PCR用>
Chik10294sACG CAA TTG AGC GAA GCA CAT
Chik10573cAAA TTG TCC TGG TCT TCC TG
AccessQuick RT-PCR Master Mixを使用しています。以下がその条件です。
Master MIX
H2O17.0ul
AccessQuick Master Mix 2x25.0ul
Rrimer F(10pmol/ul)1.0ul
Primer R(10pmol/ul)1.0ul
RTase: 1.0ul(5U)
Sample RNA                      5.0ul  
Total                               50.0ul

45 x 45min
92 x 2min
      
[1]92 x 1 min
[2]53 x 1 min    [1]→[2]→[3]を35-40 cycle
[3]72 x 1 min
      
72 x 10 min
      
 4                                   



                                               (国立感染症研究所 ウイルス第一部 2011年11月14日)

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輸入チクングニア熱情報(ウイルス第一部)

<フランスでチクングニア熱が国内発生>
2010
924日にヴァール県のフレジュス(Frejus)で、チクングニア熱に現地で感染した症例が初めて確認されました。この患者は12歳女児で、最近フランス本土以外に旅行したことはなく、9月18日発熱、関節痛、皮膚発疹、全身倦怠感で発症した。この1例目の周囲で、チクングニア熱に罹患した他の症例の有無について積極的な調査を行ったところ、第2の地域感染例が925日に診断されました。

ミャンマーからの輸入症例の後、ミャンマーでチクングニア熱が流行していることが確認されました。
台湾では空港のFever screeningでインドネシアからの輸入症例が2010年になってすでに3例報告されています。

4例目の詳細は、ProMedを参照ください(Archives No.20090204.0494,Subject:Chikungunya: Japan ex Malaysia)
◎マレーシアの2008年の患者数は4,271名(地図1参照)、2009年は
5430人の患者が報告された。2010年もSarawak州で流行が続いている。
◎シンガポール(Ministry of Health)によれば、2009年第52週までで、チクングニア熱患者は
351人の患者が報告されている。
◎タイでは、2009年7月までで、
34,805人のチクングニア熱患者(疑い例を含む)が報告されている。タイのプーケットでは2009年の前半で、確定例は2155である(by Phuket Public Health Office)。プーケットからベルギーへの輸入症例(4月)が報告されている(Eurosurveillance 14(25)1-2,25 June 2009)

(地図1)


輸入チクングニア熱情報(2011年5月12日現在)
症例数 渡航先 発病年月 都道府県(確認地)
スリランカ 2006年11月 東京都
スリランカ 2006年12月 新潟県
インド 2008年8月 大阪府
マレーシア 2009年1月 兵庫県
5 インドネシア 2008年9月 東京都
6 インドネシア 2009年3月 東京都
7* インド 2008年10月 東京都
8 インドネシア 2009年5月 東京都
9 インドネシア 2009年5月 千葉県
10 インドネシア 2009年5月 東京都
11* マレーシア 2009年5月 東京都
12 インド 2009年7月 長崎県
13 タイ 2009年9月 東京都
14 インドネシア 2009年9月 東京都
15 ミャンマー 2009年12月 神奈川県
16 インドネシア 2010年3月 京都府
17 インドネシア 2010年2月 東京都
18 インドネシア 2010年9月 東京都
19 インドネシア(バリ) 2011年1月 香川県
20 インドネシア 2011年5月 宮崎県
21 インドネシア 2011年6月 愛知県
22 インド 2011年8月 愛知県
23 インド 2011年8月 大阪府
24 インド 2011年10月 神奈川県
※年月は発病月、都道府県は受診医療機関所在地を示している。
11*はH21年6月時点で関節痛が持続するため受診した。
症例12は、長崎大学熱帯医学研究所にて検査診断された。

イタリア北部(地図2赤*)の2地域でチクングニア熱が2007年7月より流行した。8月に入り、患者は急増し始めた。イタリア国内の媒介蚊は、わが国にも生息するヒトスジシマカである。イタリア国内には、インドからの輸入感染症患者により持ち込まれた可能性が考えられる。

(地図2)

 

 

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